ラリードライバーの鎌田卓麻(かまだ たくま)さんが運転するラリーカーが、コースを外れて立ち木に衝突しました。
鎌田さんは重傷で、同乗者の方は重体とのことで、心配の声が続出しています。
事故はどこで起きてしまったのでしょうか。
今回は
- 鎌田卓麻さんの事故が起きたのはどこ?
- 事故場所のコースの評判は?
- 事故多発の危険コースだった?
について調べてみました。
ラリーカーで鎌田卓麻さんが事故
鎌田卓麻さんはラリー界を代表するトップドライバー
【ヨンカイのホゲホゲ全日本@久万高原日記】
— RALLY PLUS編集部/ラリープラス (@rallyplus) May 5, 2023
サービスパークには、レッキを終えた選手たちが帰ってきました。「実はカーナンバー1は初めてかも?」と鎌田卓麻選手。「雨の予報ですが、クルマやタイヤの変化を冷静に見極め戦っていきますので応援よろしくお願いします!」#全日本ラリー #JRC #hogeJRC pic.twitter.com/rlUPaxWekl
- 鎌田卓麻
- 出身地:北海道紋別市
- 居住地:北海道旭川市
- 血液型:B型
- 職業:ラリードライバー
鎌田さんは日本ラリー選手権(JRC)や全日本ダートトライアル選手権で活躍。
ラリージャパンやアジアパシフィックラリー選手権(APRC)への参戦経験もあります。
ラリー界を代表するドライバーの一人で、そのドライビングテクニックは世界でも高く評価されているんだそう。
鎌田さんが実際のラリーカーで走行する様子がこちら。

かなりスリリングな競技なんですね…!
鎌田卓麻さんらの容体は?
今回の事故で、鎌田さんは腰椎圧迫骨折の重傷。
助手席に乗っていた自動車部品メーカー社員、山田歩さんは外傷性くも膜下出血で意識不明の重体とのことです。
大変な事故だったことが想像できますね…
事故現場は群馬サイクルスポーツセンター
今回、事故現場となったのは、群馬サイクルスポーツセンター。
通称“群サイ”と呼ばれているようですね。
- 施設名:群馬サイクルスポーツセンター
- 場所:群馬県利根郡みなかみ町
- 開園:1983年
今回事故が起きたのは、全長6kmのサーキットコース。
コントロールタワーから約3.5km地点のガードレールのない右カーブで発生したそうです。
実際のサーキットコースの動画がこちら。
全長6kmのコースの3.5km地点の右カーブとのことで、この辺りでしょうか。
鎌田さんらの乗った車は、コースから約3m離れた左側の立ち木に衝突すると、運転席側を下にして横転。
この事故で車は大破してしまったそうです。



お二人の1日も早い回復を祈ります…
“群サイ”はサーキットが危険と有名?
今回の事故をうけ、ネット上では多くのコメントが寄せられました。
その中で多く見受けられたのは、「群サイは危険」というもの。
またしても群馬サイクルスポーツセンターで事故がありましたね。今度はプロのラリードライバー。あそこ、車走るように作られてないからなー。カーブの先は崖だったりするし、危ないは危ないよな。自転車で以前走ったことありますが、かなり怖かったです。ちなみに、誓約書書かされます。
— かず (@kazuya32986) June 1, 2023
道幅は狭いし、路面もかなり荒れているコースだよね。あそこを100キロ以上で走るのかな? プロドライバーが崖から落ちる映像も観たことあるし、怖いコースだよね。
群馬サイは自動車用サーキットなんかではなく、自転車用のコース。雰囲気が峠道に似てるから合法的に峠でのレースを再現すべく、20年ぐらい前から某メディアで使われてきた。 当然、エスケープゾーンや頑丈なガードレールなどはほとんどなく、事故ればクラッシュは免れない。
yahooニュースコメント
しょせんは自転車用のコ−ス。 自動車を限界走行させるにはエスケープゾーンなどの安全基準を満たしていない
yahooニュースコメント
もともとは自転車用サーキットだった
もともと、群馬サイクリングセンターは、自転車競技者の育成を目的として、日本自転車振興会(当時)などからの補助を受けた財団により運営されていたそう。
しかし経営難に陥ったことにより、2002年に民間企業に譲渡。
今回事故が起きた6kmサーキットは、もともとロードレース用に設置されていたそうですが、現在は運営会社の方針により、ラリーなど自動車による走行会を中心に使用されているようです。
峠に似たコースのため人気があるようですが、安全基準に疑問を抱く声が多く見受けられました。
事故が多く、2020年には死亡事故も
過去にはGTの伊藤大輔選手も事故をして、本業のレースをしばらく欠場していたそう。
また、2020年には乗用車がコースを外れて転覆し、62歳の男性が亡くなっています。
この時、サーキットコースでは「峠アタック」と呼ばれる1周6キロのタイムを競い合う走行会が行われていて、約30人が参加していたそうです。
まとめ
ラリー競技は大迫力の走行が魅力な反面、危険と隣り合わせです。
各所での安全対策を万全に、リスクを軽減できるといいですね…
鎌田さんと同乗者の方の一刻も早い回復をお祈りします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。